もっと上を狙ってみれば良かった

私が就職した時代というのは、今ほどではないかもしれませんが、同じように就職氷河期と言われていた時代で、卒業ギリギリまで就職が決まらず、親戚の力を借りて縁故入社をしたなんて人もかなりいました。

そんな初めての就職活動ですが、私は、受け答えはばっちりできるという自信がありましたし、事実、面接でも、うまく質疑応答ができたと思っています。

筆記試験もほとんど問題なくクリアできました。なので、受けた会社の多くは、最終面接まで行き、就職活動自体も1ヶ月半くらいで終わったので、それだけをみれば、理想的でスムーズな就職活動だったと言えるかもしれません。 結局、自分が興味のあった旅行会社は旅行会社でも、特殊な形態の会社に入社する事ができたので、すごく良かったと思います。 ですが、今思えばもっと就職活動を頑張れば、もっと欲を出した就職先を探すべきだったと思っています。

実は、私は、就職先を探し始めた時に、特に重視していたことがあります。 それは、自分がスペイン語ができるということで、スペイン語を日常的に使うような会社を探していました。 ですが、スペイン語だけを使って仕事をするという会社というのは「ほとんど」なく、英語ができた上でスペイン語もできることが前提となっていました。

でも、英語は英文科ではありましたが、実はそんなに興味がなく、仕事で使いたいとも、使えるレベルだとも思っていなかったので、もうこれはスペイン語だけを使った仕事なんて見つからないから、適当な会社を受けて、受かったらそこに行けばいいやと思って、本当にそうしました。

何よりも、「就職する事」と重視していて、「スペイン語を活かせる仕事」という希望を、大して就職活動をしないうちから諦めてしまったのです。

おそらくもっと会社を入念に探せば、私が希望するスペイン語能力だけを求める会社というのはあったはずです。 ですが、私は、それをするのも面倒だったのと、「どうせスペイン語だけ使った仕事なんて見つからない」ときめてかかっていたので、結局はそういった類の会社を見つけるどころか、探すことすらしませんでした。

ですから、学生時代の就職活動をもう1度やりなおせるのであれば、「就職先をどうにか見つけて、さっさと内定を決める」という気持ちよりも、「スペイン語だけを使った仕事ができるような会社に採用してもらえるように頑張る」という気持ちにして、そういった会社を受ける姿勢に、自分の考えを持っていきたいです。 そして、もちろん、心から希望していたような就職先を見つけて、採用されれば良いなと思います。

もしくは、英語とスペイン語を求めている会社はいくつか当時、就職活動をしている時点であったのですから、はなから英語ができないからその会社は受けないと決めるのではなく、英語は満足にできないけど、スペイン語はできるので、英語はこれから仕事をして行くうちにどんどん身につけていけるように、人並み以上に努力するなどと面接で行ったりできれば良かったなと思います。

それがだめならば、英語とスペイン語ができるとその会社に言い張れるように、その時点から、できるだけ英語を使えるようにもう勉強すればよかったなと、もう何年も前の就職活動ですが、少し後悔しています。

就職活動は、自分をアピールするべき場所です。 例え、募集要項を見て、今の時点で自分がその能力に達していないとしても、その時点でダメだと諦める必要はありません。 その能力になれるように就職活動中から努力して、引き続き会社に就職できてからも、その努力を惜しまないという事を会社側にアピールするようにしていれば、きっと満足のいく就職活動ができたはずです。