新卒の時にもっとたくさんの企業を受けておけば

就職活動がやり直せるとしたら、もう少し熱心に就職活動をやっておくべきだったと後悔しています。 現在は地元の小さな医療機関の事務職に就いております。お給料の面や待遇などでは就職活動をしっかり行った同級生達と比べると雲泥の差です。

まず、私の生い立ちを簡単に説明すると地元の四年制大学の語学関連の文学部を卒業しました。

この学部に入学したきっかけは、好きな語学の勉強を専門的に勉強できること、また高校時代の恩師達の勧めがあり推薦制度というものを利用できたことが大きかったです。 小論文と簡単な面接の対策を行えば良いとのことでレベルは自分の学力と比べると高めだったのですがなんとか合格できました。

私の学部は中学・高校の英語教員の免許が取れる学部でした。 両親ともに教師なので、入学した時からずっと私も英語の教師になるものだと思って勉強にも打ち込んでいました。

大学の三年生の頭ぐらいになると次第に、就職活動のガイダンスやセミナーなどが学内でも開催されるようになりました。 私も同級生達と同じようにそれらに参加しました。他の大学の講演会や合同面接会にも参加しましたし、さらには地元の新聞社へのインターンシップに参加するなどして見聞を広めていきました。その時は、就活スーツに身を包み社会人達と知り合うことでなんだか自分頑張ってるぞという陶酔感のようなものに浸っていました。

四年制になり、同級生達は次第に内定を受けていきます。私は就活の中で気になった企業で必要な免許取得に専念していました。しかしです、そこの企業の一次面接で早急に落ちてしまいました。なんのための資格だったのだろうと愕然としましたが、翌月に教育実習を控えていたこともあり、特にショックは受けませんでした。 そこから教育実習にいきましたが、教師に向いていないということがこの実習を通してはっきりとわかりました。

そこから、就職活動を一気に進めましたが間に合いませんでした。受けたのも3社ほどでなんとか卒業までに決めなくてはという焦りから、内定をもらった現在の職場にすぐに決めてしまい次の月から働き始めました。みんなはまだ卒論を仕上げたり就活を辛抱強く続けている中です。私はすでに採用先で仕事をしていたので、卒論も提出せず単位取得でなんとか済ませてもらいました。

学生生活の最後が中途半端に終わってしまったこと、また就職活動の末に決めた仕事にやりがいを感じずとても最初の一年は苦しい日々でした。 もっと何社も受けていたらよかったのだろうか・・・周りと比較してはいけないということはわかっていましたが、就職先のことを考えると惨めな気持ちになってしまいあまり同級生との集まりに参加したいという気持ちには起こりませんでした。

しかし、働き始めて数年が経ち少しずつですが状況は変わってきています。

あんなにキラキラしているなと思っていた同級生達が次々と転職していっています。 一見華やかに見えた企業の裏にも色々と事情があるようで太く・短く働きづめた人たちが働き方を変えようと様々な形で検討して行っている時期のようです。 次に、女性は結婚・出産を挟み働き方や暮らし方を大きく変えた人が多いようです。家族を持つと働き方を変えざる追えない現状のようです。

そして、就職活動に完全に失敗した私ですが良いこともありました。仕事を通して社会性が身につき、視野もできることも広がったことで新卒時よりも戦力になりそうです。 自分の仕事に対してもほんの少しのやりがいを感じるようになったことです。さらには、金銭的にも身体的のも仕事以外に何かを始めるという余裕が最近生まれてきました。 自分の興味のあった勉強を始め転職するためにスクールに通い始めました。私のように社会人として働きながら学ぶ生徒も多く、視野が広がってきました。数年間続けてきた趣味も上達してきたので次の仕事は何をしようかな、何が生かせるかなと模索しているところです。

新卒で失敗してもどうにかなりますが、キャリアを積み上げるという点では一つのところで長く勤める方が良いにきまっています。また、新卒にしかできない採用枠というのもあるし転職のほうが現状は厳しいです。どうか、自分の価値を安く見積もらず精一杯納得のいくまで就活を続けてください。